10月30日(日)に品川ザ・グランドホールで開催された「がん対策とうきょう・みなと2016」にがん患者さんのアピアランス・サポート(外見支援)の相談ブースを出展いたしました。
「がん対策とうきょう・みなと2016」は東京都と港区が今年から開催する、乳がんをはじめとする癌の予防・早期治療の啓発イベントです。
私たちは、抗がん剤や放射線治療の副作用にともなう脱毛や肌の変色、爪の変形など外見の変化に悩む患者さんを支援する美容専門家として、それぞれの生活環境に合わせたウイッグの選び方や、手入れの仕方、肌のくすみをカバーするメイクの方法、爪に優しいネイルの紹介など、患者さんが必要とする情報の提供や、悩みの相談をうけて一緒に対応を考える相談室「みなとアピアランス・サポートセンター」をイベント会場に開設しました。
出展に際しては、ウイッグメーカー7社、化粧品ケーカー5社、ネイルメーカー3社の協力をいただき、商業ベースではなく患者の視点に立ったアピアランス・サポートの提案を行うことが出来ました。港区民にアピアランス・サポートに関する認知が広がり、気軽にがん診療連携拠点病院の相談センターやサポートセンターを利用いただくことで、がん患者さんの精神的な負担の緩和に少しでも役立てれば幸いです。
港区とは「港区がん患者への支援に関する連携協定書」を締結しました。港区がん患者への支援に関わる取組を推進し、港区がん患者の負担の軽減及び療養環境の向上、就労・社会参加への促進を図ることを目的とし、港区がん患者に対して、治療に伴う外見の変化をカバーする医療用ウィッグ等の紹介や相談活動を実施する。というものです。